ケーブルの選択次第で癖を打ち消す

十数種類の切り売りケーブルを購入し、実際に比較した経験から言うと、残念ながらかなり変わります。オーディオ好きの中にケーブル否定派が一定割合存在していることは認識していますが、その方々がホビーとして真面目にオーディオに取り組んだ経験があるとは到底思えません。

アンプやCDPに癖がある場合、ケーブルの選択次第でその癖を打ち消すことは十分可能と考えています。

ケーブルのキャラとしては帯域バランス、音色、ダンピング、という3つの評価項目が分かり易いでしょう。
私は楽器をやっていたもので、その楽器が劇場の音響のような生音らしく聞こえるように試行錯誤しているうちにケーブルが溜まってしまいました。

値段によるはっきりした優劣はありませんが、安いものはダンピングか低域の量感のどちらかが不足しているものが多かったです。Beldenの8670は確かにその中では相当優秀です。音色の魅力という点ではさすがに6N銅やモノクリスタル銅を使用した高級品にはかないませんけど。

ブラインドテストに関しては、馴染みのない音源、自己所有していない機材での比較は難しいのではないでしょうか。

また、同じケーブルでも体調等々で聞こえ方が全然変わってしまうので難しいところです。
(ある日は丁度良いと思っても、翌日音だしをしてみると高域がきつかった、等々)
ただし、両極端なケーブル同士であれば、どのような環境でもほぼ当てられる自信はあります