スピーカーの良し悪し

「スピーカーの音質の良し悪し?」は、一言では説明できません。

オーディオは、「スピーカー」&「アンプ」&「プレーヤー」の組合せと、 それに関る部品(パーツ)類、アクセサリー等々の要因が複雑に絡み合い、 難しい問題なのです。

スピーカーについての傾向は、 日本のオーディオメーカーは、フラットな周波数特性、再生帯域限界特性、 能率特性等々様々な電気な特性や機械的な特性を注視しておりますが、 欧米のオーディオメーカーは、ヒアリングを重要視しています。

例えば、昔々NHK(日本放送協会)のモニタースピーカーであった 三菱ダイヤトーン「2S305」は、50~15000Hzの周波数は、 見事に「フラット」でしたね。 日本の歌謡曲、演歌、邦楽の再生は、素晴らしい限りでしたが、西欧の クラシック音楽(バッハ、モーツアルト、ベートーヴェン等々)の再生は まったく戴けないものでした。

英吉利(イギリス)のタンノイは、周波数特性は、フラットでありませんが 西欧音楽の雰囲気(香気)を醸しだす再生能力があります。

東西の文化の違い、環境の相違が余りにも異なり、どちらがいいかわるいか 一長一短なのです。 従って、私は西欧のクラシック音楽を主体に聴くことが好きなので、欧州系 のスピーカーを多く所有しています。 現在、羽村市の新築一戸建てに引っ越した私の家にはスピーカーは22台ありますが、聴くジャンルによって、使い分けて おります。